福岡県飯塚市【台風対策】台風シーズン到来!台風・大雨の備え、万全に!!

皆様、こんにちは。

株式会社 髙津建設です。


2024年の梅雨はあっという間に明けてしまいましたね。当社のある福岡県飯塚市でも、梅雨明けしました。

梅雨入り前、梅雨期間、梅雨明けどこの場所でも猛暑日が多く、危険な暑さとなっていますね。


梅雨明け=台風シーズンの到来ですね。

今年(令和6年(2024年))の台風1号の発生は5月26日であり、例年に比べ遅く、これは台風の統計が作られた昭和26年(1951年)以降、史上7番目の遅さと言われています。

台風の発生が遅かった年の共通点として、非常に強いエルニーニョ現象が終息した年であることが挙げられます。

ですが、今年(令和6年(2024年))夏の後半にはラニーニャ現象が発生する可能性が高く、台風の発達に影響が出る可能性があります。現在、例年に比べ台風の発生数が少ないからと言って、安心はできません。

今回は、ラニーニャ現象と台風について、また台風対策のリフォームについてご紹介したいと思いますので、ご参考にしてみてください。



◆ラニーニャ現象とは


ラニーニャ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が活発になります。

日本付近では、夏季は太平洋高気圧が北に張り出し、気温が高くなる傾向があります。特に、沖縄・奄美では南から湿った気流の影響を受けやすくなり、降水量が多くなりやすいです。

冬季は西高東低の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向があります。

つまり、ラニーニャ現象が発生すると、日本付近では、夏は猛暑など厳しい暑さの日が増え、反対に冬は寒気が南下して気温が低く大雪になる傾向があります。



◆ラニーニャ現象と台風


2023年(エルニーニョ現象下)と比較して、日本列島により近い西よりの海域で台風が発生しやすくなる見込みです。台風の発生する緯度も年々北上傾向となっており、これからの台風シーズンは、発生後に短期間で列島に近づく台風の動向に注意が必要です。




◆備えて安心!!すぐできる台風対策

~被害を最小限にするための準備~


(普段)

水害に備え、窓の下枠や側溝、排水溝の掃除をし、水はけをよくしておく



(台風接近前)


〇外回りの対策

・家の周りの植木など、強風で飛ばされる可能性のあるものは室内へ入れておく

・強風で飛ばされる可能性があるので窓や網戸のはずれ止めがセットされているか確認しておく

・強風によりあおられて破損、落下するおそれがあるので、窓やドアをロックをしておく

・強風による飛来物により、ガラスが割れるおそれがあるので、シャッターや雨戸があれば、最後まで閉めてロックをしておく

・停電に備えて電動シャッターや玄関ドアの電気錠の非常時の操作方法を確認し、窓や網戸のはずれ止めがセットされているか確認しておく

・物置は風の影響を受けいやすいので、、しっかりと地面に固定し、扉が開かないようにしておく


〇室内の対策

・窓の補強・・・雨戸のない部分の窓はテープで補強しておくと安心です。割れにくくなります。窓ガラスが割れてしまった場合でもガラスの飛散をある程度軽減できます。

・カーテンを閉める・・・雨戸がない窓はもちろんのこと、雨戸が外れてしまった場合のことを考えて、カーテンを閉めておきましょう。万が一、飛散物が室内へ飛び込んできた場合にも直撃を避けることができます。同様の理由から室内では部屋の中央付近にいた方が無難です。


〇非常用品の用意

ライフラインの断絶に備えて食料や水の他、懐中電灯、ラジオなどを用意しておきましょう。停電時を考えてケータイはフル充電しておきましょう。



◆リフォームで備える台風対策


台風が発生すると強風で物が飛ぶことも多く、窓ガラスが割れるなどして二次災害が起こる危険性が高まります。


台風や竜巻、豪雨に備えるリフォームとして次の5点を紹介します。



〇屋根の台風対策


➀屋根材(瓦・スレート・金属屋根)

(☑ポイント)

破損(ひび割れ、割れ、欠けなど)やズレはありませんか?

金属屋根は錆びたり、浮いている箇所はありませんか?

破損やズレ、錆びや浮きは強風による飛散、雨漏りをまねきます。


※屋根瓦は特に注意が必要です!!

近年の大型台風で多くの被害を受けているのが瓦屋根です。

スレート屋根や金属屋根は一枚一枚の屋根材が下地に釘やビスで固定されているのに対し、いぶし瓦や釉薬瓦に代表される瓦は桟木(さんぎ)と呼ばれる角材に引っ掛けられているだけのことが多いです。そのため強風による影響を受けやすいとも言えます。

万が一飛散してしまうような事態になれば屋根材の中で最も重い瓦ですので、人に当たってけがにも繋がり大変危険です。台風前には瓦のずれや割れ等をチェックするようにしましょう。



※古いトタン屋根も注意が必要です!!

築年数の長い建物でトタンの瓦棒葺き屋根だという場合にも、特にご注意ください。経年で板金が歪んでいたり、錆びて端の方から崩れていたりしていると、強風で浮きやめくれが悪化します。台風時に一気に剥がれてしまうことも。

下地の防水紙がすでに破れてぼろぼろになっていることも多いので、お早めに点検をご依頼ください。


ほとんどの瓦は被害箇所だけの交換も可能ですが、スレートや金属屋根、アスファルトシングルの場合は、被害規模により該当箇所の補修に必要な一帯を葺きなおすこともあります。

また、築年数が20年以上で今後も心配な方は、部分的な補修でなく葺き替えや屋根カバー工法での全体リフォームをご提案させていただくこともあります。費用はかかりますが、今後も長くお住まいになるのであれば決して無駄な出費にはならないはずです。

基本的には10年、遅くとも15年ごとのメンテナンスが一般的と言われていますので、目安にしてみてください。



➁棟板金

(☑ポイント)

下から見て、棟板金が浮いていたりずれていたりはしませんか?風が吹いてバタバタと剥がれそうになってはいませんか?棟板金を固定している釘が緩み、強風によって変形や飛散してしまったケースのお問い合わせが大変多くなります。


※築10年を経過したら、注意!!

スレート屋根や金属屋根、アスファルトシングル屋根の頂点に取り付けられているのが棟板金です。屋根の角をカバーするために被せられている板金の部材となります。

築10年を過ぎた屋根では、この棟板金の釘が緩んでいることがほとんどです。板金の下には貫板と呼ばれる板金を固定するための木材があり、そこに板金を被せて釘で固定しています。建物の振動や気温差によって釘が少しずつ浮いてしまうことで浮いた部分や釘穴から雨水が浸入し、木材の貫板を濡らしさらに固定力を弱めてしまうのです。



➂漆喰

(☑ポイント)

瓦屋根で棟瓦、丸瓦、のし瓦を固定しているのが漆喰です。経年で固定力が弱まると、瓦の落下や飛散の原因になります。漆喰が割れている、剥がれている、ということはないでしょうか?漆喰の欠けらが落ちていないでしょうか?漆喰が経年で剥がれると、そこから雨水が浸入し、雨漏りの原因になります。



➃軒天

(☑ポイント)

 突き出した屋根の裏側を軒天(軒裏)と呼びます。多くは化粧板が張ってありますが、その板に染みができていたり、腐食していたりしないでしょうか?さらに剥がれて穴が空いていないでしょうか?台風の横殴りの雨風でさらに被害が広がってしまうかもしれません。



〇窓の台風対策

➀シャッターや雨戸の導入

(☑ポイント)

台風時の飛来物に備える一番の対策は、窓をむき出しにしないこと。シャッターや雨戸をつけることで飛来物から窓を守り、防犯にも役立てることができます。リモコンで開閉できる電動のシャッターなら、台風接近時に窓を開けることなくシャッターを閉めて快適に過ごすことができます。


既にシャッターがついている住宅でも、老朽化して強度が弱っていることもあるので、シーズン前に状態を確認しておきましょう。

シャッター・雨戸が設置しづらい窓には、防犯合わせ複層ガラスがおすすめ

ガラスの間に特殊中間膜を挟み込んでおり、飛来物が当たって割れてもガラスの破片が飛散しにくいという性能に加えて、耐貫通性を高めています。防犯タイプのガラスは防災にも有効です。



〇外壁の台風対策

(☑ポイント)

外壁にクラック(亀裂)や目地や窓枠のコーキング(※1)に傷みがないか、チョーキング現象(壁を手で触ると粉がつく状態)がないか確認することが大切です。普段の雨は大丈夫でも、台風時には横殴りの雨が吹き付けることがあり、雨水の浸入に繋がることもあります。


そのままににしておくと、台風の被害として、、、、

・強風により外壁の一部が壊れてしまう

・コーキングが剥がれた部分からの浸水


外壁は自分たちで状態を確認することが難しく、台風などの被害にあってから状態を把握することも多い場所です。

外壁のメンテンナンスのタイミングは8年~10年と言われていますので、心配な場合にはメンテナンスを依頼するのもオススメです。


(※1)コーキングとは…建築の隙間を塞ぐ樹脂制の目地剤のこと



〇雨樋の台風対策

(☑ポイント)

・雨樋にズレや歪みが生じてないか

・雨樋にひびが入っていないか

・雨樋の表面が色あせていたり、コケ、カビが生えていないか

・雨樋はしっかりと固定されており、浮きなどがないか

・金属雨樋の場合、表面に傷やサビがないか

・雨樋にゴミ等がつまっていないか


雨樋とは、雨水を集めて排水させるための設備で、住宅の屋根には欠かせないものです。


Q.雨樋はなぜ必要なのか

雨樋がないと、屋根に降った雨水が外壁をつたって下に落ちます。その状態ではつなぎ目や接合部分などが劣化しやすくなり、雨漏りの原因になることも珍しくありません。また、外壁についているガスメーターなどの設備に雨水が直接当たると、故障しやすくなります。


外壁から雨漏りしたり、外壁についている設備が故障したりしないように、雨樋がついています。


さらに、屋根から勢いよく雨水が落ちると土や泥がはねて、外壁が汚れたり基礎を傷めたりする恐れがあります。

そういったトラブルを起こさないようにするためにも、雨樋が必要です。


雨樋の修理、メンテナンスは、ご自身でせず、専門業者に依頼したほうが賢明です。高所の作業になるため転落事故の危険もあるからです。脚立で届く範囲でも、脚立が倒れて怪我をする危険もあるため、無理だと感じたら修理の専門業者に依頼しましょう。



〇カーポート・ベランダ屋根の台風対策

(☑ポイント)

カーポートやベランダ屋根に使用されている塩ビやポリカ(ポリカーボネート)の屋根は非常に軽く、風の影響を受けやすく、強風や台風で被害が出やすい場所でもあります。ビスやフックボルトなどが外れていたり、歪んで浮いていたりしてないか確認が大切です。





◆台風の被害にあった場合、どうすればいいの?


火災保険は名称の中に「火災」という言葉が含まれているので、火災による損害しか補償してもらえないと思っている方も多いでしょう。


しかし火災保険は、予測できない事故や災害による損害リスクに備えられる保険です。


保険の契約の際に「風災補償」を付帯させていれば、火災時だけでなく、台風などの強い風でお住まいが被害を受けたときにも補償が受けられます。



(台風被害で火災保険の「風災補償」が適用されるケース)

・台風で発生した暴風によって屋根が飛ばされた

・暴風による飛来物で外壁や窓が破損した

・屋根や外壁が台風のダメージを受け、そこから雨水が侵入して雨漏りした

・暴風による窓の破損で家の中や家財が水浸しになった

・暴風でベランダやカーポートが破損、変形した


火災保険の「風災補償」は、風による被害をカバーするものですので、暴風雨による雨漏り等は補償されますが、床下浸水等の被害は「水災補償」の対象となり、風災補償は適用されませんので注意が必要です。



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◆まとめ~台風対策の必要性~


毎年のように訪れ、猛威を振るう台風。台風シーズンが過ぎてしまうと、ついつい対策を怠ってしまいがちですが、台風による家への被害を最小限にするには、事前準備が最重要となります。

ご自身や、ご家族の命を守る為にも事前に台風対策をしておきましょう。台風対策で使える補助金などもございますので、うまく活用してはいかがでしょうか。


弊社では、『住宅省エネ2024キャンペーン』をはじめ、様々な補助金の案件や台風被害での保険工事等の実績もございます。

まずは、些細なことでもお気軽に株式会社 髙津建設へお問い合わせください。


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