皆様、こんにちは。
今年も残すところ2ヶ月をきりましたね。
前回ご紹介した「こどもみらい住宅支援事業」は来年(2023年)の2月末で申請が終了とご説明しましたが、今年(2022年)11月8日の住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案が閣議決定されました。
省エネ住宅の新築、住宅の省エネリフォームを支援する「こどもエコすまい支援事業」が創設されました。
近年のエネルギー価格高騰(物価高騰)にはたいへんありがたい補助金です。
これは、前回ご紹介した「こどもみらい住宅支援事業」を引き継ぐ形で実施されます。今回もリフォーム工事に関して内容などご説明していきます。
・「こどもみらい住宅支援事業」との違いは…
そもそも、「こどもエコすまい支援事業」と「こどもみらい住宅支援事業」は何が違うのか、と思っている方も多いと思います。内容はさほど変わらないのですが、大きな違いは、国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携していることです。「高断熱窓等の設置」や「高効率給湯器の設置」に対しても補助制度を新設し、環境に優しい省エネ住宅を支援することとなりました。
また、対象工事の変更などは以下となります。
★耐震改修が対象外になった
★防災性向上改修が追加になった
★バリアフリー改修からホームエレベーター新設が対象外になった
●こどもエコすまい支援事業の目的
エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯※による高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図ることを目的としています。
※子育て世帯:18歳未満の子を有する世帯 若者夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(年齢はいずれも令和4年4月1日時点)
リフォーム工事に関しては、「こどもみらい住宅支援事業」と同様に、すべての世帯を対象としています。
さらに、子育て世帯・若者夫婦世帯には補助額の上限が引き上げられ、より多くの補助を受けることができます。
●こどもエコすまい支援事業の対象期間
◆工事請負契約
令和4年11月8日~令和5年12月31日の期間
◆工事の実施(着工~完成)
事業者登録後※に工事の着工、令和5年12月31日までに工事が完成
◆補助金交付申請期間
令和5年3月下旬~令和5年12月31日(予定)
※事業者登録→弊社(髙津建設)では、「こどもエコすまい支援事業等の事務局開設日(12月中旬を予定)」以降事業者登録予定ですので、登録手続き完了次第お知らせいたします。
・補助対象
次の1~8のいずれかに該当することが必要です。ただし、次の1~3のいずれかに該当するリフォーム工事を含んでいることが必要であるほか、1申請あたりの合計補助額が5万円未満の場合は申請できません。
なお、既存住宅を購入してリフォームをした場合は、補助金額の上限額が高くなります。
1.【必須】窓・ドアの断熱
(ガラス交換、内窓設置・外窓交換、ドア交換)
2.【必須】外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
3.【必須】エコ住宅設備の設置
(太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓、蓄電池)
4.子育て対応改修
(i)家事負担の軽減に資する設備を設置する工事(ビルトイン食器洗機、掃除しやすいレンジフード、ビルトイン自動調理対応コンロ、浴室乾燥機、宅配ボックス )
(ii)防犯性の向上に資する開口部の改修工事
(iii) 生活騒音への配慮に資する開口部の改修工事
(iv) キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事
5.防災性向上改修(ガラス交換、外窓交換)
6.バリアフリー改修
(手すりの設置、段差解消、廊下幅等の拡張、衝撃緩和畳の設置 )
7.空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
8.リフォーム瑕疵保険への加入
・補助額
リフォーム工事内容に応じて定める額 上限30万円/戸
※子育て世帯・若者夫婦世帯は、上限45万円/戸
(既存住宅購 入を伴う場合は60万円/戸)
前回ご紹介した「こどもみらい支援事業」補助額はさほど変わりませんが、変更金額もございますので、注意してください。
・他の補助金との併用は?
最初に申し上げた通り、今回の「こどもエコ住まい支援事業」は国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携しているので、下記図のように併用が可能となります。
1)高断熱窓の設置→経済産業省・環境省による支援
2)高効率給湯器の設置→経済産業省による支援
3)開口部・躯体などの省エネ改修工事→国土交通省による支援
ここで気を付けたいのが、こちらの3省が支援している補助金には重複している部分もあります。重複申請はできないので注意が必要です!
内容などをしかっり把握したうえで、併用できるメリットを上手に活用していきたいですね。
各補助金の詳しい概要は下記リンクをご参考にしてください。
・まとめ
ここ近年、原油をはじめとしたエネルギー価格の高騰により、日本の経済だけでなく、私たちの生活にも大きな影響を与えています。
例えば、光熱費など、、、
高断熱・高気密・そして省エネ設備によって光熱費を大幅に削減できる『省エネ住宅』。省エネ住宅ではないご家庭も省エネ住宅に変えることにより、今後の影響が大きく変わっていきます。
また、省エネは地球を守ることにもつながります。エネルギーの消費量を減らすことで、温室効果ガスの排出を抑制し、地球温暖化によって起こる様々な問題から地球を守ります。
今回ご紹介した「こどもエコすまい支援事業」のリフォーム工事の補助金は、子育て世帯・若者夫婦世帯以外に、全世帯対象になりますので、是非この機会に『省エネ住宅』に関してご検討ください。
近年、省エネが義務化させる傾向にある今、私たちの暮らしの中に必要な”衣食住”の”住”にあたる部分。普段の暮らしから省エネ対策を行うことはもちろん、根本部分からの改善で、今後の暮らしを豊かにしていきたいですね。
株式会社 髙津建設では、様々な補助金の提案から申請代行まで行っております。
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