皆様、こんにちは。
株式会社 髙津建設です。
今年も残すところ1ヶ月ちょっととなりましたね。
この時期は毎年とても寒くなっていますが、今年は昼間が暖かい日があったりと、昼夜の寒暖差がありますね。
体調を崩しやすい季節ですが、体調管理には気を付けていきましょう。
最近よくお問い合わせの多い水回りのお困りごとに関して、皆様が、気になっていることなどをご紹介していきます。
弊社は様々なリフォーム工事のご依頼をいただきますが、その中でも多い工事は水回りのリフォームとなります。
◆そもそも水回りのリフォームって?
水回りのリフォームとは、住宅内の水を使用するエリア、特にキッチン、お風呂、トイレ、洗面所などのスペースを改修し、最新の設備やデザインに更新するプロセスを指します。このリフォームは、住宅の快適性、機能性、安全性を大幅に向上させることができます。
〇水回りのスペースの設備が古くなると...
快適性や効率性においてだんだん劣っていきます。
例えば、古いキッチンでは調理や掃除がしにくいですし、古いバスルームではリラックスできないかもしれません。また、古い設備は故障しやすく、水漏れやその他の問題を引き起こす可能性があります。
◆水回りリフォームの重要性
水回りリフォームは、ただ単に美観を向上させるだけではありません。
以下のような多くの利点があります。
〇快適性の向上
最新の設備は使い勝手が良く、日々の家事効率を高めることができます。
例えば、新しいキッチンは調理や掃除がしやすく、新しいバスルームはリラックスできる空間を提供します。
〇省エネ・節水
最新の設備はエネルギー効率が良く、水の使用量を減らすことができるため、長期的には光熱費の削減につながります。
〇安全性の向上
滑りにくい床材や手すりの設置など、安全対策を強化することで、転倒事故を防ぎます。
また、古い配管や電気設備を新しいものに交換することで、水漏れや火災のリスクを減らすことができます。
〇資産価値の向上
水回りを最新の状態に保つことで、住宅全体の価値を向上させ、将来的に住宅を売却する際の価格を高めることができます。
〇美観の向上
デザインが改善され、住宅の内観・美観を大幅に向上させることができます。
これにより、家で過ごす時間をより楽しいものにすることができます。
水回りリフォームは、単に古い設備を新しいものに交換するだけでなく、住宅の機能性と快適性を向上させ、日常生活の質を高めるための投資と言えます。
また、リフォームによって古い設備の劣化や水漏れなどのリスクを軽減し、家族全員の生活をサポートすることが目的です。
◆水回りのリフォームのタイミング
一般的に水回りは使用期間が10年を超えると不具合が出始め、10〜20年程度で更新のタイミングを迎えると言われています。表面上の設備は問題なくても配管の老朽化は防げないため、20年以上使用し続けるのはリスクが高いと言えるでしょう。
設備更新の目安となる水回りの箇所別耐用年数は次の通りです。
・キッチン:15〜20年程度
・浴室:15年前後
・洗面台:20年前後
・トイレ:10〜15年程度
これはあくまでも一般的な耐用年数であり、実際には家の状況によって老朽化の度合いは異なります。家族のライフステージの変化によってリフォームが必要になることも考えられ、自宅や家族の状況を考えて適切にタイミングを判断するといいでしょう。
〇キッチンのリフォームを検討すべき状況
・排水溝が頻繁に詰まる、異臭がする
・シンクのサビが目立つ、腐食が見られる
・蛇口や排水管から漏水が見られる
〇浴室のリフォームを検討すべき状況
・コーキングの老朽化、カビが取れない
・蛇口やシャワーなどから漏水している
・換気口から異音がする
・排水溝が頻繁に詰まる、異臭がする
※浴室は水を使う量が多いので、漏水してしまうと被害が大きくなる危険性があります。ユニットバスの場合、本体そのものというよりもつなぎ目を塞いでいるコーキングの老朽化に注意が必要です。在来工法では、タイルの目地がひび割れていないか確認しましょう。
〇トイレのリフォームを検討すべき状況
・トイレ本体や配管から漏水している
・トイレ本体がひび割れしている
・温水洗浄が正常通り機能していない
・排水が詰まる
トイレは汚水が発生する場所であり、浴室と同様漏水した時の影響が大きいと言えます。普段よりも流れにくいと感じたら業者に点検を依頼し、必要に応じてリフォームを検討したいところです。
〇洗面台リフォームを検討すべき状況
・洗面台のボウルがひび割れしている
・蛇口や排水管から漏水している
・排水溝が頻繁に詰まる、異臭がする
・洗面台周りの床や壁が腐食している
◆最新の水回り事情
キッチン、浴室、洗面、トイレなど最新の水まわり設備は、掃除がしやすく、収納力があり、省エネ性能に優れています。遅すぎるより一歩早めにスタートしておくと、快適の先取りができるのはもちろん、光熱費を削減できるので費用面でもお得です。
【エコ技術の統合】
エコ技術の統合は最も優先されるトレンドの一つです。
水回りのリフォームで特に注目されているのは、エネルギー消費を削減し、持続可能な住まいづくりをサポートするための新しい技術です。例えば、太陽光発電システムを利用した給湯器、雨水を再利用するシステム、さらには高効率の断熱材を利用した家全体の温度管理などが挙げられます。
これらの技術は、環境への配慮だけでなく、長期的には家計にも優しい選択となるでしょう。
【スマートホームの進化】
水回りリフォームにおいて、スマートホーム技術の進化も重要な位置を占めています。
キッチンやバスルームをはじめとする水回りの便利さをさらに高めるため、IoT(Internet of Things)技術を駆使した家電や設備が普及してきています。例えば、スマートフォンや音声認識デバイスを通じて操作できる水栓や、湿度や温度を自動で調整する換気システムなどが登場しています。
これにより、快適さと利便性が格段に向上し、日常生活の質が大きく改善されることが期待されています。
キッチン
〇オープンキッチンの流行
最近のキッチンリフォームで目立つトレンドの一つが、オープンキッチンの採用です。これは、リビングやダイニングといった空間とキッチンが一体化しているデザインで、家族のコミュニケーションを促進しながら、より広々とした空間を実現します。オープンキッチンは、訪れる人をもてなす場としても機能し、キッチンが家の中心的存在になり得ることを示しています。
〇最新家電の組み込み方
キッチンリフォームでは、最新の家電製品の組み込みも重要なポイントとなります。例えば、IoT技術を活用した冷蔵庫や、音声コマンドで操作できる電子レンジなど、利便性と機能性を兼ね備えた家電はキッチン作業を一層効率化し、使いやすくします。また、デザイン面でも、家電製品がキッチンの一部として溶け込むような統一感のあるデザインが求められています。
〇収納スペースの革新
キッチンの収納スペースに関するニーズは年々高まっています。
リフォームでは、見た目の美しさだけでなく、機能性を追求した収納計画が求められており、スライド式の棚や隠れるような収納スペースなど、利便性の高い収納方法がトレンドになっています。このような革新的な収納スペースは、キッチンをより使いやすく、快適な空間に変える重要な要素となっています。
浴室
〇バリアフリーデザイン
バスルームのリフォームでは、全世代が安全に利用できるバリアフリーデザインの採用が増えています。床の段差をなくし、滑りにくい材料を使用したり、手すりを設置することで、高齢者や子供でも安心して使える空間を作ることができます。また、入浴のしやすさを追求した浅い浴槽や、出入りが容易なドア式の浴槽なども人気です。
〇リラクゼーション空間としての機能性
忙しい日常から解放されるためのリラクゼーションスペースとしてのバスルームの機能が注目されています。これに伴い、アロマセラピー機能が付いた浴槽や、ジェットバス、音楽を楽しめるオーディオシステムが組み込まれたバスルームなど、心身をリラックスさせる機能が充実しています。また、照明を調整できるLEDライトを使って、バスタイムが一層リラックスできる空間としています。
〇節水技術の採用
エコ意識の高まりと共に、節水技術を取り入れたバスルームの需要が高まっています。最新の節水型のシャワーヘッドや、浴槽自体を小さくして水の使用量を減らすデザインなど、環境に配慮しつつ快適を追求する製品が登場しています。また、水の再利用システムを導入することで、さらに環境保護に貢献できるリフォームが可能です。
トイレ
〇トイレ空間の快適さ
ここ最近発売されているトイレは、トイレ空間を快適に過ごせる機能が充実しています。
例えば温水洗浄や温風乾燥、脱臭機能などに加えて、使うときだけ暖めて使用しないときのムダな電力削減する瞬間暖房便座や、使用後は自動で吸い込み量がさらに強力に脱臭する機能などです。
〇オート機能
各メーカーともに目立つのがオート機能です。
便器に近づくと、便フタが開き、便器に座ると脱臭がスタートします。トイレ使用後は、便器から立つと水が流れ、便フタが閉まります。
この一連の流れをすべてトイレが自動で行ってくれます。
〇各社とも独自の機能
TOTO→オリジナル芳香剤をトイレのトレーにセットして、心地良い香りでトイレ空間を演出します。
LIXIL→着座すると両側にスピーカーから自動で音楽を再生します。登録している音楽は、クラシックや小鳥のさえずりなどのやすらぎサウンドが用意されています。
Panasonic→家電でも使われているエコナビを搭載し、「ひと・室温・着座」の3つのセンサーで、最適なエコを考えます。
洗面台
〇デザイン性の高い空間を実現
洗面化粧台(洗面台)の素材・カラーバリエーションの組み合わせによって、理想の空間づくりが可能です。グジュアリー、スタイリッシュ、モダン……など、例えば優雅な気持ちで身支度ができるホテルライクな空間や、明るく軽やかな北欧デザインでまとめた空間なども思いのまま。好みのデザインで仕上げた洗面室は、ゆっくりと過ごしたくなる癒しの空間に。スツールを持ち込んで念入りにスキンケアをしたり、メイクやおしゃれが楽しくなったりと、心豊かな日々を叶えてくれるはずです。
〇収納スペースが格段にアップ
カウンターに化粧品が常に出しっぱなしでゴチャゴチャしている、家族のモノが混在していて必要なときにすぐに取り出せない……洗面空間の収納のお悩み、ありますよね。最近の洗面台の多くは、収納スペースのが多いです。鏡裏やキャビネットも収納として使えるようになるため、収納量が格段にアップ!家族や使用シーンごとに分類してすっきり収納できます。
〇お手入れがしやす
水アカ、石鹸カスなどによる汚れ、ほこり、カビなどが発生しやすい洗面。最新の洗面台・洗面化粧台なら、表面素材の進化により汚れがつきにくくお手入れがカンタン。とくに洗面化粧台の場合、カウンターと洗面ボールなどが一体化しているため継ぎ目がなく、よりお手入れがしやすいのが魅力です。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
水回りリフォームは1箇所ずつ水回りの住宅設備を変えるよりも、同じタイミングでまとめてリフォームすることで費用を比較的抑えることが可能となります。また、リフォーム箇所が多いこともあり決めることが多くなり、リフォームそのものが辛くなることもあります。そのため、予算をしっかり決めて、カタログでしっかり熟読することはもちろん、ショールームで必要な機能をしっかり取捨選択を行うことも重要です。
リフォームをご検討されている方は、まずは現地調査を依頼して、御見積をとりましょう。
株式会社 髙津建設では、経験豊富なスタッフがお客様に寄り添ってご提案をさせていただきます。
ご自宅、事務所などでお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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